昭和大学横浜市北部病院で便秘の勉強会がありました。講師は久里浜医療センターの水上健（みずかみたけし）先生、内視鏡専門の先生です。

便秘について、私は大変な間違った考え方をしていたようです。便は毎日出るのが当たり前、毎日出ないのは便秘だと思ってました。水上先生は、そう考えている人が多いですが、と言ってましたが、医師であるにも関わらず、患者さんに間違ったアドバイスをしてきたことをものすごく反省しました。

『便は毎日でなくても大丈夫！週3回出ればよい』

「毎日出なくていいと思ったら、毎日出るようになった」という人もいるようで、特に女性は、毎日という思い込みが強すぎて便が出なくなることもあるようです。私もそうです。

しかし、週3回以上出ていても、排便の質が悪ければ治療が必要です。例えば、便が硬い、出にくい、残便感があるなどです。

治療は薬だけではありません。

『スポーツマンに便秘は少ない』

日常的なスポーツ、エクササイズをお勧めします。ご年配の方はラジオ体操でもよいそうです。

また、ストレスも便秘の原因になるようです。そういうケースには漢方の加味逍遥散が効くことがあります。私も30～40代の頃に愛用してました。下剤の薬草は入ってませんが、体の緊張を取る効果があるので、腸の動きもスムーズになるのだと思います。

さらに、40代後半からは残便感が気になるようになりましたが、こちらは走るとすっきりするので、全くもって水上先生のおっしゃる通りでございます。