ピョンチャンオリンピックが始まりました。

昨日の朝、新聞を見たら

いきなり「メダル3つ」でビックリしました。

その活躍の一方で、

ドーピング陽性？身に覚えがない・・・

がニュースになってます。

選手たちはドーピング薬物にはとても神経質なので、

「うっかり」だと私は信じてます。

婦人科でよく処方する薬について、

ドーピング薬剤かどうか考えてみましょう。

オランダ人女性の49％が服用しているという

「低用量ピル」

これはドーピングにはなりません。

実際に欧米女性アスリートの83％が

低用量ピルを飲んでます。

それでは日本人に馴染みのある、

「漢方」はどうでしょうか？

薬局でも簡単に購入できますよね。

漢方薬の中には禁止物質を含んでいるものがあるので、

ドーピングでひっかかる可能性があります。

風邪をひいたから葛根湯というわけにはいきません。

葛根湯に入っている麻黄（マオウ）という薬草には、

エフェドリンという興奮作用のある物質が

含まれているからです。

ドーピング薬剤には十分に注意しなければいけませんが、

低用量ピルは上手に使って月経調節ですね。