思春期に関わる仕事をしている大人の方、

思春期のお子さんがいらっしゃる方、

教師や学校関係者の方、

そして、中・高校生の皆さんに

是非読んで欲しい本です。

辻村深月（つじむらみづき）さんといえば、

直木賞受賞の「鍵のない夢を見る」しか読んだことがなくて、

女性の心理描写が優れていて、

ストーリーも面白かったのですが、

短編集だったこともあり、

強烈に印象に残ったという感じはしませんでした。

そのため、

「かがみの孤城」についても、

以前から新聞の書評欄や広告で気になっていたのですが、

他に読まなければいけない本が買ったままになっていたので、

後回しになってました。

ところが、

本屋さん大賞を受賞した際の読者たちの感想を聞いて、

これは読まなければと思いすぐに購入、

一昨日読了しました。

若い読者たちが

「自分も不登校だった（友達がいなかった）けど、

この本を読んで救われた」

と言っていた気持ちがよくわかりました。

あらすじは他にゆずりますが、

子どもたちは闘っている。

「闘わなくても、いいよ」

そんな言葉を自然に口にできる大人でいたいですね。

簡単な感想でごめんなさい。

難しい単語にはルビがふってあるので、

中学生でも読めます。

皆さん、最後まで必ず読んでください。