当院では定期的に通院している患者さんには、年1回必ず健診をするようにお願いしてます。

たとえば、低用量ピルを飲んでいる方は、婦人科検査と血液検査です。

婦人科検査は、性交経験のない女子はお腹からの超音波検査になります。（内診台での診察はしないので安心してください。） 性交経験がある場合は、必ず子宮頸がん検査をお願いしてます。

年1回と言っても、内診台にのるのは嫌ですよね。

検査予定でも「次にしてください」と言われることは少なくありません。

「それじゃ、次にしましょうね。お薬は3シート（3か月分）出しておくので、出血の時期を避けて来てくださいね。」とお願いします。

ところが、その次も「次にしてください」となると、こちらも不安になります。

「今回は1シートにするので、できるだけ早く検査に来てね。」 ずるずると検査を先延ばしにするのは決して良いことではありません。

私がしつこく検査を勧めるものだから、仕方なく皆さん検査をするのですが、前回は異常なくても、今回は異常が出て、検査してよかったという声を多く耳にします。

子宮頸がんは年1回の検診で、異形成という前がん状態で見つけることができます。

異形成で見つかれば、手術を回避することもできます。

「子宮がん検査、検査って、植田先生、うるさい！」って思うかもしれませんが、大事な検査なんです。