12月10日に鶴見区民文化センターで開催された「がん予防ワクチン」公開講座の報告の続きです（17日のブログに「肝がん」のことを書きました）。

この公開講座は、埼玉医科大学の高橋幸子先生から、講演するという連絡があって知りました。

高橋先生は、最近テレビにも時々出演してますが、「避妊教育ネットワーク」という産婦人科医の集まりで一緒に活動している仲間です。

高橋先生の講演は「社会で必ず役に立つ　性のお話」について、学校での性教育実践の話でした。

コンジローマのことを「彼からもらった（迷惑な）プレゼント」と表現。

特に好きでもない人とエッチしたらこんなことになっちゃった！と無防備なエッチに警鐘を鳴らし、自分の体を守ることの大切さを伝えます。

オリジナルで発想豊かな内容に脱帽です。

それから、かたおか小児科クリニックの片岡正先生の講演もありました。「子宮頸がん予防ワクチンについて」

片岡先生は川崎市医師会副会長です。

公開講座に参加する前に、かたおか小児科クリニックのHPを拝見したところ、お知らせ欄に「子宮頸がんワクチンの接種をお勧めします」を見つけました。

プロフィールを調べたら、なんと信州大学卒、私の先輩ではありませんか！

これは絶対に行ってご挨拶しなければと思って出かけました。

片岡先生が子どもたちの将来のことを真剣に考えている様子が伝わる講演でした。

通院している子どもたちは、自分の子ども（孫？）のような感覚なんでしょうね。

せっかくワクチンで予防できるのに、それをしないで、この子たちが将来子宮頸がんにかかったらと思うと、居ても立っても居られないんだと思います。

ひとりひとりに（親子だから二人？）HPVワクチンの必要性を話しているらしいです。

私も見習わないといけないのですが、ドタバタの外来では難しくて、対策をこれから考えます。

片岡先生、素晴らしい話を本当にありがとうございました。