樹木希林のことばを集めた本です。

話題になっているので、既に読まれた方も多いと思います。

大女優でありながらマイペースで、そして庶民的なところが誰からも好かれるゆえんだと思います。

読んだ人は、それぞれ印象に残る箇所は違うことでしょう。

私がとても興味深かったのは、内田裕也さんとの関係です。

二人については、しばしばメディアで取り上げられたり、断片的に樹木希林さんが話すのを耳にしてたので、普通の夫婦ではないことはわかってましたが、まとめて読んでみると・・・

やっぱり不思議な夫婦でした。

「世間の人は私をDVの被害者だと思っているかもしれませんが、内田には感謝してるんです。若い頃の私は、うちにマグマみたいな激しい感情や自我を抱えていて、・・・。そんな時、更に激しい自我を持つ内田に出会ったのね。彼と一緒にいると、自分は意外とまともなんじゃないかと・・・。」「だから、実は救われたのは私の方なんです。」

いろんな夫婦があっていいんだな～。

自分たち夫婦も、少し肯定的に見つめることができました。