月1回、月曜は新町病院（長野市）で婦人科検診の仕事をしてます。

午前中で終わるので、その後はできるだけ実家に帰るようにしてます。

8日もいつも通り帰ったら、父も母も何となく明るい感じ。

「ただいま～、どう？変わりない？」

「お母さん、デイに通い始めるんだよ。」と、父。

隣の母は、少し照れてるような感じ。

「すごいじゃない！よく行くことにしたね、あんなに嫌がってたのに。」

少し認知症がありそうな母、ご飯も作らなくなったし、要介護１、デイサービスに行って欲しいと周りは思っても、本人には全くその気がないどころか、拒否。

母は、昔小学校の教師をしていたことがあり、そのせいか、とてもプライドが高い。

デイに行きたくない人の多くがそうだと思うのですが、デイサービスを「あんな所、私が行くところじゃない」と、見下しているのです。

夫婦で、父と一緒なら行くかもしれないと思っていたところ、父が要支援1と認定されました。

それでも嫌だ嫌だと言ってたのですが、ケアマネさんが粘り強く説得してくれ、ようやく先週火曜日に二人で体験に行きました。

また、当日朝は「行きたくない」とかなり駄々をこねたようですが、「体験だから、見に行くだけだから」と父がなだめすかし、送迎バスに乗ったところ、これからもデイに通いたくなるような出来事が起こりました。

「お母さんのこと、先生、先生って呼ぶんだよ。」

通所者の中に母が教師だった頃を知ってた方がいて、昔と同じように先生と呼んだらしいです。

母は私にとっては反面教師ですが、今はそんなこと言ってられません。

「先生」と呼ばれて、母のプライドは刺激され、しっかりしようと自然に思ったのでしょうね。

久しぶりのおしゃべりは楽しく、その日は「よく眠れた」そうです。

週1回のデイサービス通いが始まります。

うまく続きますように。