医学的には、18歳になっても生理が来ない場合を「原発性無月経」と言います。

もっと年齢を引き下げた方がいいという意見もありますが（私もそう思いますが）、産婦人科用語の検討会での結論は、

「原発性無月経」18歳になっても初経が起こらない場合

「初経遅延」15歳～18歳で初経が起こらない場合

ということになりました。

それでは、18歳まで生理がなくても様子をみていいのでしょうか？

いいえ、15歳になっても生理がなければ産婦人科を受診しましょう。

子宮、卵巣に異常がないかどうかみます。

それには超音波検査を腹部から（下腹部から）行います。

内診台には上がりませんので安心してください。

ちなみに、当院には診察用のベットが3つあります。（内診台は二つです。）

それから、卵巣からホルモンが出ているのか、全く出てないのか調べます。

卵巣からホルモンが出てそうだなあ～、もうすぐ自然に生理が来そうだな～という場合は、数か月様子をみることもあります。

体重が少なくて初経が来ないということもあります。

15歳というのはあくまでも目安であって、そこから外れているからといって、それだけで異常とは言えません。

身長に個人差があるのと同じです。

でも、15歳になっても生理がなかったら一度産婦人科を受診してください。

15歳といえば中学3年生、受験もあって忙しいですよね。

それなら高校生になってからでいいです。

高校生になっても生理なかったら、必ず産婦人科を受診してくださいね。