11月12日（日）は都筑区医師会と区役所、北部病院合同の「災害医療対策訓練」が区役所でありました。

震度7の地震が起きたことを想定しての訓練です。

もちろん災害など起きてほしくないですが、備えあれば憂いなしです。

私は一次トリアージ部隊のメンバーとして参加しました。

「トリアージ」とは、簡単に言えば、救急現場などで患者の治療順位を決めることです。

（Ⅰ）赤　最重症

（Ⅱ）黄　短期間なら待機可能

（Ⅲ）緑　軽傷

一次トリアージは迅速に、「呼吸状態」「脈」「意識」を、できれば30秒程度で評価します。

今日は、約60人の患者さんのトリアージを分担してやりました。

（患者さんと言っても、ほとんどが段ボール人形ですが。）

例えば、腕を骨折した患者さん、強い痛みを訴えてます。しかし、意識がしっかりしていて歩ければ（Ⅲ）緑です。

次に、頭から出血している患者さん、「死ぬんじゃないか」と騒いでます。やはり意識がしっかりしていて歩けるので（Ⅲ）緑です。

どちらも日常では軽傷とは言い難く、（Ⅱ）黄色じゃないの？って思いますよね。

私も今日は悩みながらトリアージしましたが、実際は悩んでなんかいられませんから、訓練は大変勉強になりました。

災害時は、何よりも命を救うことが優先されます。

混乱を最小限にするためには、皆さんのご理解も大切です。