昨年6月から始めたオンライン診療（遠隔診療）ですが、この4月の診療報酬改定に伴い、これまでのようなオンライン診療ができなくなりました。

簡単にいうと、「慢性疾患」の医学管理ではオンライン診療を行ってよいが、それ以外の病気の医学管理はダメですよということです。

慢性疾患とは、高血圧とか脂質異常症とか糖尿病などの疾患です。

子宮内膜症や月経痛、更年期障害も慢性疾患だと思うのですが、そのようには認められてないので仕方ありません。

（尚、3月までにオンライン診療を受けられた方は、慢性疾患でなくてもオンライン診療を続けていいことになりました。ただし、毎月の診療となります。詳細はお手紙をお送りしましたのでご覧ください。）

また、オンライン診療のやり方も具体的に決められました。

・「慢性疾患」の患者さんは、まず6か月間は毎月通院してください。

・そうして初めてオンライン診療を受けることができますよ。

・ただし毎月オンライン診療か対面診療（受診）を受けてください。

・そして3か月に1回は受診してくださいね、ということになりました。

3か月分の薬を処方されている患者さんにとってはメリットないですね。

そもそもオンライン診療（遠隔診療）を始めようと思ったきっかけは、遠方から新幹線を乗り継いで3か月に1回通っている患者さんがいたからです。

それから、転居先では1か月分しか処方してもらえないから、やっぱり3か月毎に通院します、という患者さんもいます。

また、当院は他店舗への配慮から、乳幼児同伴をご遠慮していただいてるので、オンライン診療は患者サービスにも使えると思って導入したわけです。

利用されてた患者さん、これから利用したいと考えていた患者さんには大変申し訳ありませんが、厚労省が決めたことなので従わざるを得ません。

本当に残念です。