クリニック待合室にある本の紹介です。

がんの専門医、林和彦先生（東京女子医科大学がんセンター長）の本です。子どもたちにがんを正しくしってもらいたいという思いから、小・中・高校でがん教育の授業をされてます。この本も、小学生でも読めるよにルビが振ってあります。

3人のがん患者さんの事例について、患者さんと家族（子ども）の気持ちが日記形式で書かれてます。

また、「家族みんなで今すぐはじめよう！『がんを予防するために、できること』」という項目もあります。

がんの話は「縁起でもない」と避ける傾向にありますが、この本をきっかけに家族で話題にして欲しいと思います。

というのも、現在は2人に1人が「がん」にかかる時代だからです。がんが見つかるのが怖いから検診は受けないという人がまだいますが、早期発見された「がん」が治る確率は90％以上です。

それから、「がん」が1㎝の大きさになるまでに10～20年かかります。

本の最初にそんな「がん」の数字も紹介されてます。どうぞお手に取ってご覧ください。