ひまわり通信 No.2

 

■過多月経について

過多月経とは月経量が多いことです。女性の貧血の原因で最も多いのが過多月経ですが、検診などで貧血が指摘されても、「他の人と比べられないので月経が多いかどうかわからない」という話しをよくききます。月経量が多いのかどうかの判断はナプキンです。ナイト用を昼間も必要な方、ナイト用を使っても夜間交換が必要な方などは、月経量が多いといえます。
 

<過多月経の原因>

(1)過多月経と子宮筋腫

過多月経の原因で最も多いのは子宮筋腫です。子宮筋腫には3つの種類があります。この中でも、粘膜下筋腫は小さいものでも過多月経の原因になる場合が多いです。
1. 筋層内筋腫:子宮の壁の中にできる筋腫
2. しょう膜下筋腫:子宮の外側にできる筋腫
3. 粘膜下筋腫:子宮の内腔に飛び出した、あるいは接している筋腫
 

   

 

(2)思春期の過多月経

思春期で月経量が多くて困るという中・高校生がいますが、年齢とともに軽快するケースがほとんどです。10代は血液を造るのも早いので、たくさん出血しても意外に血液検査で貧血にはならないものです。それでも量が多いのはいやなものです。
  
私も10代の頃はよく失敗をしたものです。昔のナプキンは今のものと違ってガード効果が低かったので、2枚重ねても間に合わないことがありました。
 

(3)更年期の過多月経

更年期の過多月経は、排卵のサボリぎみによる子宮内膜の増殖が原因の場合が多いです。閉経はそれほど先ではないので、薬などを上手に使って乗り切りましょう。また、この時期には子宮体がんが起こりやすいので、体がん検査や超音波検査を受けて異常のないことを確認することが必要です。

 

(4)その他

その他、原因のはっきりしない過多月経があります。
 

<過多月経の治療>

(1) 過多月経で強い貧血がある方
(2) 月経が多くて生活に支障がある方は治療の対象です。
 
 1.手術 子宮筋腫が原因の場合、手術をした方が
  いい場合があります
 2.漢方 毎日飲む漢方と月経の時だけ飲む漢方が
  あります
 3.止血剤 月経の時に飲みます
 4.ピル 月経量を減らすだけでなく、月経痛も改善、
  子宮内膜症など婦人科疾患の予防にもなります。
  中学生・高校生はもちろんのこと、子宮筋腫が
  あるからピルを飲めないということはありません。
 
私はピルを使っているので月経量は少なく助かっています。1〜2日間普通の日用を使いますが、あとはオリモノシートで十分です。それでもピルを使う前は子宮腺筋症(子宮内膜症の一種で子宮が大きくなる病気)のため、月経が多く大変で、夜間はナイト用2枚重ねしていた時期もありました。
 
過多月経の原因も程度も人それぞれですので、具体的な治療についてはご相談ください。
(文責:植田) 
 

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止血作用のある田七人参という漢方を扱っています。
過多月経の方は是非お試しください。
 
【主な作用】
1. 止血作用
2. 鎮痛作用(止血作用に比べると弱い)
3. 駆お血(くおけつ)作用(血液停滞を改善し、流れを良くすること)
4. 抗腫瘍作用(がん細胞の増殖を抑制する)
 
【婦人科疾患の適応】
1. 過多月経
2. 子宮筋腫
3. 月経痛
(ひまわり通信 No.2/2006年3月)
 

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