月経痛の治療で低用量ピルを飲んでいるAさん。

飲み始めのころは痛みも楽になって、出血も減って快適！快適って思っていたようですが、

最近痛みが再発して強くなってきたようです。

ピルを飲んでても、時々こういうことが起こります。

Aさんには連続してピルを飲むことを提案しました。

4週間おきに休薬（またはプラセボ）ということは、年間13回出血することになります。

連続服用で、出血の回数を大幅に減らすことができます。

出血の回数が減れば、痛みの物質（プロスタグランジン）による刺激も減ります。

腹腔内への逆流血も減るので、子宮内膜症の予防効果はさらに高くなります（＊）。

Aさん「とても楽です！」って笑顔で報告してくれました。

（＊）逆流説⇒子宮内膜症の主な原因は、月経血の逆流で子宮内膜組織が腹腔内や卵巣に付着することだと考えられてます。