それではASCUSという結果について説明します。

ASCUS、私たちは「アスカス」って呼んでます。

軽度病変「疑い」なので、ホントに病変があるかどうかわかりません。

もちろん、がんではありません。

軽度の病変があるかもしれないし、ないかもしれない。

ASCUSという結果が出たら、次の３通りの方法があります

（１）ハイリスクHPV検査をする

（２）6か月後に再検査をする

（３）コルポスコープ（拡大鏡）を使った精密検査をする

ここでは（１）ハイリスクHPV検査について説明します。

HPVはヒトパピローマウイルスのことです。

子宮頸がんの原因となるのがハイリスクHPVで、

発がん性のないものがローリスクHPVです。

ハイリスクHPV検査が陽性であっても、持続感染を起こさなければがんにはならないので心配しないでください。

この検査は細胞診と同じで子宮の入り口をこすって検査します。

ASCUSでハイリスクHPV（＋）なら精密検査になりますが、

ASCUSでパイリスクHPV（－）なら1年後の細胞診検査でよいことになってます。

精密検査はコルポスコープ（拡大鏡）で子宮の入り口をみて、異常と思われる場所を少し取って検査をします。

そんなに痛い検査ではないので心配しないでください。

また、施設によってはHPV検査をしないで、半年後の再検査になることもあります。

半年後でなく少し早めに、3か月後に再検査しましょう言われるかもしれません。

その場合は、担当医の指示通りに再検査をお受けください。