女性ホルモン剤のピルは60年以上も前から使われてきた薬です。

健康な女性が飲む薬で、こんなに長く使われてきたのは安全な薬だからです。

日本では月経痛の治療薬としても認可されています。

最近のピルは「超低用量ピル」といって含まれているホルモン量が昔より少なくなってます。

ピルの副作用には、吐き気や胸（乳房）のはりなどがありますが、超低用量ピルではそのような副作用で飲めないという方はほとんどいません。

副作用で多いのは「不正出血」です。

1シートが21日～28日分ですが、最初の1シート内服中に出血があっても心配しないでください。

不正出血は2シート目、3シート目と内服を続けるうちに起きなくなってきます。

飲み忘れがあると不正出血は起きやすいですが、

飲み忘れなくても最初の1～2シート目の途中で出血することはよくあることです。

月経の最初や終わり頃にみられるような出血です。

びっくりしないでくださいね。

中には、1シート目は不正出血なかったのに、2シート目の途中で出血したということもあります。

めずらしいことではなく、よく起こることです。

心配しないで飲み続けてください。