レントゲン検査というと被ばくのことを心配される方がたまにいます。

毎年マンモグラフィ検査を受けて大丈夫ですか？という質問を受けることもあります。

本日は医療被曝についてのお話です。

自然放射能と比べてみましょう。

まず生活の中の放射能です。

宇宙から0.3（mSv）

空気中から0.48

大地から0.33

食物から0.99 など

自然放射能による年間線量は2.1 mSv（日本平均）。

日本の自然放射能は、世界の平均（2.4mSv）よりも低いようです。

それから飛行機は高いところを飛ぶので放射能が多くなります。

東京～ニューヨーク（往復）0.11~0.16 mSv

マンモグラフィ検査はニューヨークまで往復するくらいと言われています。

年1回アメリカに行ってきたと思えばいいですね。

胸部レントゲン検査は1回につき0.06mSv。

超少ないです。

当院では腰椎の骨密度測定器がありますが、これは胸部レントゲンと同じ被ばく量だというので、全く心配ない検査になります。

先日のブログにも書きましたが、5月1日に人間ドックで肺のCTを撮りました。

肺がんの早期発見にはとても有効な検査です。

胸部CTスキャンの1回の放射線量は2.4～12.9mSvです。

マンモグラフィ検査がとても安全な検査だということがお分かりいただけると思います。