「ロシナンテス」は主にスーダンの医療や生活支援をしているNPO法人です。

スーダンでは4月15日に軍事衝突が発生し、

ロシナンテスの理事長とスタッフ2名が国外退避し日本に帰国しました。

理事長で医師の川原尚之さんがインタビューで

「飛行機から富士山が見えたときは涙がこぼれそうだった」と話された様子はニュースに流れました。

川原さんとは5年前の東北みやぎ復興マラソンで初めて出会い、

それがご縁でロシナンテスの支援を続けてます。

元外務省の医務官で、

スーダンに赴任したときに多くの子どもたちが命を落としている現状を目の当たりにしながらも、

医務官としては何もできない、診療が許されないことに限界を感じ、

外務省を辞職してこの活動を始めたそうです。

NPO法人ロシナンテスのHPはこちらからご覧いただけます＞

ロシナンテスからは定期的なメール報告がありますが、

今回の軍事衝突についてはダイレクトメールも届きました。

アフリカ・スーダンの首都ハルツームで、2023年4月15日の現地時間朝より、軍事衝突が始まりました。これまでは、民主化を求める市民が抗議活動を行い、軍がそれを催涙弾などを用いて制圧するという衝突が主でした。しかし、今回は、これまで”軍”としてある程度まとまっていたスーダン国軍とRSP（Rapid Support Forces:ダルフールの民兵組織を期限とする準軍事組織）との対立であることから、大規模な戦闘に発展しています。

私たちが帰国した現在も、現地では引き続き戦闘が行われ、厳しいん状況です。

今回のことは軍同士の争いであり、国民たちに何の罪もありません。

スーダンに1日も早い平和が来ることを祈っています。そして、和平が実現い、安全が確認された折には、再び我々もスーダンに戻り、スーダンの人々と共に復興のお手伝いができたらと考えています。