片頭痛以外の頭痛であれば問題なく飲めます。

この表はWHO医学適応基準を参考にして作られた表です。

１　どのような状況下でも使用できる

２　一般に使用できる

３　他に適当な方法がない場合を除き、通常は使用を推奨できない

４　使用してはいけない（絶対的禁忌）

ちなみに日本のガイドラインには

（片頭痛患者）前兆がある場合は投与禁忌である

前兆がない場合は慎重投与であると書いてあります。

（前兆とは、頭痛が起こる前に視界がチカチカしたり、物が見えにくくなる症状が出ることです。）

それでは、片頭痛かそうでないかはどう診断するのでしょうか？

当院では頭痛の【問診】アンケートをとってます。

それで片頭痛の可能性がなければピルを処方します。

すでに片頭痛と診断され薬も処方されてる患者さんでも、

月経周期に伴う片頭痛にピルが効くことがあるので、

患者さんと相談してピルを試すこともあります。

その結果、月経時の頭痛、排卵期の頭痛、月経前の頭痛など、

あんなにひどかった頭痛がすっかり無くなったという人もいます。

また、自分の頭痛を「片頭痛」だと思い込んでる患者さんもいます。

そういう場合は、それは片頭痛でないことを説明して、

安心してピルを飲んでいただきます。