毎月第1．第3月曜日は松本の病院で診療でした。

10年以上の付き合いの患者さんが多くて、

ひまわりとは違った雰囲気で楽しい外来です。

さて、更年期症状の関節痛（手）に、

私も悩まされているという話を何度か書いてきました。

同じような症状の患者さんが多く、

ホルモン剤を問題なく使える方には、

HRT（ホルモン補充療法）でエストロゲン治療をします。

経験的には100％効きます。

当院スタッフも一時期HRTを中断したところ、

関節痛が再発し急激に悪化したため、

慌ててHRTを再開しました。

HRTができない患者さんには、

漢方やサプリメント（エクエル）やプラセンタなどを提案しますが、

「桂枝加朮附湯（けいしかじゅつぶとう）」が劇的に効いた方がいます。

そこで私も飲み始めました。

飲んでみてびっくりしたのですが、

甘くて美味しいです。

1日3回内服ですが、

昼が飲み忘れるので（そういう方が多いと思います）、

朝2包、夜2包で飲んでみました。

＊日本で処方される薬量は、中国での処方より少ないので、1日量を超えて飲んでも一般的に問題ありません。

飲み始めて10日くらいですが、

私には効いたようです。

でも50～60％くらいかな。

残念ながらHRTの切れ味には負けますね。

更年期症状の関節痛、

気になる方、変形を予防したい方は、

できればHRTが一番の治療ですが、

他にもいろいろありますのでご相談ください。