是枝裕和監督の「万引き家族」が

カンヌ国際映画祭の最高賞のパルムドールを受賞して、

話題になってます。

あまり映画を観ないのですが、

是枝監督の「誰も知らない」は、

今でも強烈に印象に残ってます。

母親が育児を放棄して居なくなり、

残った子ども4人の生活を描いたものです。

長男役の柳樂優弥さんが、

カンヌ国際映画祭で最優秀主演男優賞をとったこともあり、

ミーハー感覚で観にいったのですが、

感想は・・・「辛い」でした。

観終ったあと、

感想を口にすることもできないくらい、

悲しい気持ちになりました。

母親役のYOUも適役でした。

「誰も知らない」は、

今から30年前の実話をもとに作られた作品でした。

育児放棄は「虐待」であるということは、

今では常識ですが、

当時は手が差し伸べられなかったのだと思います。

もしかしたら、

「虐待」に敏感になった現在でも、

放置されてる子どもたちがいるかもしれません。

「万引き家族」は6月8日公開だそうです。

豊かなようで豊かでない日本の現実を、

考えるきっかけになると思います。