8月12日、今年も夏の楽しみが一つ終わりました。

十数年前に復活した高校管弦楽班OB会。

女子の方が多いのでOBOG会ともいいますが・・・。

実は高校時代あまりいい思い出はないのです。

中学の吹奏楽でフルートをはじめ、

高校では管弦楽班に入りました。

二つ上の先輩はヴァイオリニストになって活躍中、

私はなんていい加減にやっていたんだろうと、

今更反省しても遅いのですが、

あの頃は練習よりも、

食べたり駄弁ったりする方が楽しくて、

どうしようもないですね。

嫌な思い出というのは、

3月に「追いコン」といって

先輩を送り出す会があったのですが、

そのときのアンサンブルで、

緊張して途中で楽譜のどこを吹いてるのか

わからなくなっちゃって、

吹けなくなってしまったという苦い経験があります。

それなのに先輩は、

「大丈夫よ～。最初の出だしの合図のときに、フルートが三角に動いてとても可愛かったよ。」

と言ってくれたのです。

三拍子の出だしの合図を私がやったのですが、

途中でフルートだけが音を落としたことには一切ふれずに、

１．２．３．とフルートを動かした動きが

トライアングルで可愛いかったというのです。

この失敗は大きなトラウマで、

もう一切フルートは吹かない・・・

となるのが普通ですが、

懲りずに大学でもフルート研究会（だったと思う）

に入ってしまい、

やっぱり練習しなくて大失敗。

それからは本当にやめた・・・つもりでしたが、

10年くらい前にOB会が復活したというのを耳にして、

聴衆として参加してみたら、

楽しそう、もう一度やってみたいと思ってしまったのです。

それから猛練習しました。

高校の頃より練習しました。

ようやく昨年から力まずに、

できないところは手を抜くことも覚えました。

顧問の先生はご健在で、

「アンサンブルをやりなさい」

と音を合わせることの楽しさを教えてくれました。

私なんかまだまだですが、

いつか仲間とアンサンブルをやるのが夢です。