昨日、2月21日は神奈川県の「性犯罪被害者の対応についての研修会」がありました。

日本では、性犯罪をめぐる刑法の規定が2017年に、110年ぶりに改正。

それでも、まだ問題は残っています。

その一つが「暴行・脅迫」がなければ強制性交罪が成立しないということです。

「抵抗した跡がない」から暴行・脅迫にはあたらない。だから事件化できないとなるケースが少なくありません。

一方、イギリスでは「同意のない性交は犯罪」です。

つまり、暴行や脅迫などがなくても、相手の同意なく性交した場合は罪にとわれます。

また、イギリスでは性暴力被害者の支援システムが整っています。

＜被害者は支援されてこそ、訴えることができる＞

性被害を受けた当事者を支援するにあたって、私たちはどのような配慮が必要なのか、それにはまず、トラウマやフラッシュバックについて理解するところから始まります。

日本でも支援体制が整えられるように、産婦人科医も頑張りたいと思います。