40も半ばを過ぎると生理が不順になってきます。

それは、卵巣機能が低下して、規則的な排卵が起きなくなるからです。

そして、卵巣が全く働かなくなれば、子宮出血は無くなり、１年以上出血しなければ閉経です。

いきなり「閉経」なんてことはあまりありません。

生理の周期が短くなった（または長くなった）

２～３か月出血が無くて、閉経だと思ったら急に出血した

これって不正出血？生理？何～～？

出血が止まらない～～などなど。

更年期は出血トラブルのオンパレードです。

まずは、子宮がんなどの検査は必要です。

特に、閉経前後は子宮体がんのリスクが高くなるので、注意が必要です。

がんでなければ安心。

更年期の異常出血の原因の多くは、卵巣機能の低下によるものです。

例えば、排卵が起こらないと、子宮の内膜が厚くなりすぎて、出血が止まらなくなることがあります。

大量の出血でなければ、2~3週間自然経過をみることにしてます。

止まらなければホルモン治療をします。

どのホルモン剤を使うかは、出血の様子、子宮内膜の様子（超音波検査）、年齢、合併症（高血圧、肥満など）の有無、喫煙の有無などを考慮して、できるだけ安全な治療を心がけるようにしてます。