葛根湯加川芎辛夷（かっこんとうかせんきゅうしんい）は、その名の通り、葛根湯に川芎（せんきゅう）と辛夷（しんい）を加えた処方です。

副鼻腔炎、黄色い鼻汁に使います。

川芎はせり科の植物です。血行をよくして痛みを止める作用があります。排膿作用もあります。

辛夷はもくれん科です。鼻粘膜の浮腫を取り、鼻づまりを軽減させる作用があります。

副鼻腔炎がなかなか治らないとか、抗生剤を飲んでるんですがよくならなんですという方にも処方します。

排膿作用があるので、とにかく一度膿を出すということが重要という考えです。

副鼻腔炎による頭痛、鼻の上方あたりのモヤモヤした頭痛もスッキリするようです。

もちろん抗生剤と併用することもできます。