8月24～25日、土日は思春期学会に行ってきました。

会場は京急蒲田駅前の大田区産業プラザPiOで、初めて行った場所ですが、東京からも横浜からも行きやすく、会議室も充実していて、とても素晴らしい施設でした。

土曜日の診療終了後に出かけ、夕方の月経前症候群（PMS）の講演から参加しました。

思春期の月経トラブルといえば、月経痛、月経不順、無月経などで、PMSは軽視されがちです。

しかし、高校生対象の調査によると、中等度から重度のPMSが11.8％、PMDDというPMSの重症型は2.6％に認められたそうです。

そして、月に1回以上の欠席者は11.9％。

これは就業女性の休業率と変わりないということなので、思春期のPMS対策は重要です。

何よりも「周囲の理解が重要」だそうです。

そして、私たち産婦人科医の役目は、適切なアドバイスと治療です。

効果的なのは、やっぱり低用量ピルです。

ピルで排卵を止めることで、排卵後の黄体ホルモンの刺激が抑えられます。

1シート目で効果が確認できるので、とにかく飲んでみてください。

月経前の胸の張り、下腹部の違和感や痛み、浮腫みや頭痛、イライラや感情の不安定さ、精神症状がキレイになくなります。

勉強やスポーツに集中できる。

気持ちが安定する。

もしかしたらPMSかも・・・と感じたら、是非ピルを試してみて下さい。