先週、土日に参加した思春期学会では、いろいろなセッションがありましたが、HPVワクチン（子宮頸がん予防ワクチン）のシンポジウムも大盛況でした。

「がん教育とHPVワクチン問題～今、思春期学会がなすべきこと」

HPVワクチンの積極的接種勧奨をしなくなって6年が経ちました。

しかし、定期接種であることには変わりはなく、

小6年～高校1年生までの女子は無料で接種できます。

当院でも昨年から少しずつ接種する女子が増えてきました。

ほとんどが保護者と一緒に来院されます。

小、中、高校生では接種するかどうかの判断は難しいです。

保護者が子どもの将来をどう考えるかです。

Aさんの場合

母「無料（定期接種）では無くなったと思ってました。」

高校1年生の冬に1回目の接種をしました。

2回目まで無料、3回目は自費で接種しました。

Bさんの場合

母「お姉ちゃんは（定期接種で）しました。妹にしないで、将来この子が子宮頸がんになったら私は後悔します。」

すでに妹さんは高校2年生。自費で3回接種しました。

そして、最近は無料の定期接種をする女子が増えてきました。

思春期学会からのメッセージです。

「情報を知ってうたないのと、情報を知らずにうたないのとでは違う」

繰り返しますが、小6年～高校1年までは無料接種です。

ちなみに、先週は3名の新規接種がありました。

全て定期接種（小6～高校1年）の女子でした。