9月は医師会の会議が多く、本日21日（金）も診療制限をさせていただきます。

本日は横浜市乳がん検診協議会があります。

受付時間は18時までとなりますのでご協力お願いします。

さて、乳がん検診といえば、横浜市は今年度から触診が選択制になりました。

横浜市産婦人科医会としては、触診の必要性を訴え続けてきたのですが、厚労省の方針から、横浜市でも触診はしてもしなくてもどちらでもよいことになりました。

視触診について厚労省は次のように提言してます。

「視触診については死亡率減少効果が十分ではなく、精度管理の問題もあることか ら推奨しない。」

私が思うに、検診における触診の意味は、単にしこりがあるかどうかを診るだけでなく、自己触診の指導だと思っています。

それを言ったら、乳腺外科の先生から「自己触診の指導をしても死亡率は減らない」と言われてしまいました。

確かに、対策型検診（自治体の検診）は、死亡率が下がらないものはしない。

触診をしても全体の死亡率は下がらないので、川崎市の乳がん検診はマンモグラフィだけです。

しかし、マンモグラフィで見つからないがんもあります。

マンモグラフィ検査では異常なかったけど、しこりが触れるので来ました。という患者さんもいます。

自己触診はとても大切です。

どうぞ皆さま、まずは乳がん検診を受けること。

検診で異常なくても、月1回（もちろん毎日でもいいです）の自己触診をするようにしてください。