こんなに科学が進歩して、こんなに医療が進歩しているのに、

鎮痛剤とピルの都市伝説ってまだ残っているんですね。

その1．鎮痛剤を飲み続けると効かなくなる

薬が効かないのではなくて、病気が進行している可能性があります。

月経痛で飲む鎮痛剤、だんだん飲む回数が増えて、効かなくなってきた。

それは、単なる月経痛ではなくて、子宮内膜症という病気かもしれません。

早く病院を受診しましょう。

その2．痛みはできるだけ我慢して、我慢できなくなったら鎮痛剤を飲む

鎮痛剤は痛みの物質が作られるのを抑える薬です。

痛みの物質が増えてから鎮痛剤を飲んでも効きません。

痛いかも、痛くなりそう、と思ったら早めに飲みましょう。

その3．低用量ピルを飲むと不妊になる

不妊症の患者さんの50％が子宮内膜症という病気があると言われてます。

ピルは、子宮内膜症を治療したり予防できる薬です。

だから、ピルで子宮内膜症による不妊症を予防できるは正解で、ピルで不妊になるは間違いです。

私たち産婦人科医は科学的に正しい情報を発信し続けます。