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院長ブログ

子宮内膜症 どうして起こるの?

先週末は、産婦人科医にとって年間を通して一番大きな学会、日本産科婦人科学会学術講演会でしたが、この学会もコロナ禍の影響でWEB開催となりました。

ネット配信は28日(火)正午までだったにも関わらず、オンライン診療や感染対策のことを考えていたので、あまりWEB学会に参加できませんでした。それでも、HPVワクチンのセッションと子宮内膜症の講演は聴きましたが、もう1回と思いながら終了となってしまいました。

と、ところが・・・嬉しいですね、視聴期間が5月11日まで延長となりました。4日間の連休で、たぶんすべての講演、演題発表が聴けるし、興味がある分野は何回でも聴講できる。しっかり勉強いたします。

さて、前置きがかなり長くなりましたが、子宮内膜症についてのお話です。

子宮内膜症の原因は、未だによくわかっていません。

月経血の逆流説というのが有力で、経血が卵管を通って腹腔内に入って生着するという説があります。

実は、90%以上の女性で、この経血の逆流が起こっていると言います。

しかし、逆流がある女性の全員が子宮内膜症を発症するわけではありません。

子宮内膜症になる人と、ならない人がいる。

どうしてか?

学会での講演は、アロマターゼという酵素や、PGC-1αという物質などが関与しているのでは、という話でした。

難しいですね。でも「アロマターゼ」というのは知っていた方がよいと思います。

女性ホルモンのエストロゲンは、男性ホルモンから作られます。そこに作用するのが、アロマターゼという酵素です。

たとえば、乳がんの組織には、アロマターゼが多いことが知られてます。

アロマターゼが多いと、エストロゲンが産生されやすい。

エストロゲンは、乳がん細胞を増殖させる。

そこで、乳がんの治療に「アロマターゼ阻害剤」というのを使うことがあります。アロマターゼの作用を抑えて、エストロゲンの産生を抑える薬です。

このように、乳がんとアロマターゼの関連性は以前から指摘されてました。

そして、子宮内膜症にもアロマターゼが発現していることが研究で分かってきました。

さらに、子宮筋腫や子宮腺筋症にもアロマターゼは発現してました。

いずれもエストロゲンに関与した病気です。

また、正常な子宮内膜にはアロマターゼは発現しないのに、子宮内膜症がある人の子宮内膜にはアロマターゼが発現していました。

このことから考えられるのは、私の考えですが、自分の子宮内膜にアロマターゼがあるかどうかなんてわかりませんから、子宮内膜症になってから気づくのではなく、子宮内膜症を予防していくことが大事なのではないでしょうか?

学会の講演でも、低用量ピルのことは、様々なセッションで取り上げられていましたが、子宮内膜症の予防としても是非ご検討ください。

ちなみに、ピルを飲んでも体の中のエストロゲンは増えません。ピルは卵巣の機能を眠らせるので、むしろエストロゲンを低いレベルに抑えます。そのため、ピルを飲んだからと言って乳がんが増えるわけではありません。

 カテゴリー:子宮内膜症/子宮腺筋症、子宮筋腫  2020年04月29日

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