「ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の対象者等への周知について（再依頼）」が、1月26日付けで厚生労働省から各都道府県に通知されました。

ヒトパピローマ・・・って長すぎるので、ここではHPVワクチン定期接種と言い換えてお話します。

対象者へ通知するようにという依頼は、昨年10月9日に厚労省から出され、一部の自治体ではすでに個別送付をしています。

残念ながら横浜市はまだです。

個別送付がなかなか進んでいないため、この度「再依頼」通知がなされました。

そこには、接種の積極的な勧奨とならないように留意することと書かれてますが、

HPVワクチンの定期接種を中止するものではないので、

対象者のうち希望者が定期接種を受けることができるよう・・・

対象者への周知等を行うとともに、

接種の機会の確保を図ることと書かれてます。

HPVワクチン氷河期が続き、当院で久しぶりにワクチンを接種したのは2017年の秋高校1年生の女子でした。

おかあさんが私のブログを読み、お嬢さんを連れて来院してくれました。

もう無料ではないと思ってました。

先生のブログを読んで（無料＝定期接種だと）知りました。

お姉ちゃんにはうったので、妹はしないで将来がんになったら後悔するところでした。

と話してくれました。

知らないで接種できなかったのと、知ったうえで接種しなかったでは大きな違いがあります。

きっと、おそらく数か月以内に横浜市でも個別送付が行われることを期待してます。

HPVワクチンの安全性についてはすでに証明されてます。

心配されていた副反応といわれた諸症状も、名古屋スタディという3万人を対象にした大規模調査で、ワクチンを接種してない女子にも同様な症状がみられ、ワクチンとの因果関係は証明されませんでした。

HPVワクチンについての院内セミナーができませんので、WEBセミナーを始めました。

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