3週間前から「エンドメトリオーシス（子宮内膜症）学会」がWEBで開催され、休日のほとんどを視聴しながら過ごしました。

＜原因は？＞

その子宮内膜症の原因は月経血の逆流だと考えられてます。

逆流とは、卵管を通って腹腔内に月経血が流れることです。

この逆流、女性の9割に起こっているらしいですが、実際に子宮内膜症を発症するのは約1割と言われてます。

子宮内膜症になりやすい人と、ならない人がいるのはどうして？

という研究報告もありました。

＜子宮内膜症と不妊症＞

子宮内膜症患者の約30～50％が不妊症になると報告されてます。

また、不妊症患者の25～50％は子宮内膜症を合併しているとも言われてます。

今回の学会でも、不妊症に関するセッションがたくさんありました。

不妊治療が先か、手術が先か難しい問題です。

結局のところ、オーダーメイドの個別な対応になると思います。

現在、不妊治療をされている方は主治医の先生とよくご相談ください。

＜内膜症のがん化のメカニズム＞

などなど、最先端の研究成果が盛りだくさんで大変勉強になりました。

そして、やっぱり私はこう思いました。

子宮内膜症の原因研究は重要。

治療研究も重要。

でも、やっぱり「予防」したい。

子宮内膜症を「撲滅」したいって思いました。

それには10代20代女性の低用量ピル普及が不可欠です。

今日も、月経痛でピル処方希望の女性が受診してくれました。

お友達がピルを飲んで、月経痛がとても楽になったからと遠方から来院してくれました。

よく来てくれたね！

あなたを絶対に子宮内膜症にはさせないからね！