9月12日にHPVワクチンの接種勧奨再開が決まったばかりですが、

今度は救済接種の情報が入って来ました。

HPVワクチンの定期接種を逃してしまった方に、無料で接種しようというものです。

これをキャッチアップ接種といいます。

定期接種ワクチンは無料です。

HPVワクチンは2013年に定期接種化されたものの、わずか2カ月で、厚労省は積極的勧奨をしないと発表してしまいました。

その後も定期接種であることに変わりはなく、無料で接種できたにもかかわらず、

「おすすめしません」なんて言われたら、無料じゃないと思っちゃいますよね。

しかも、横浜市の「予防接種のしおり」の定期予防接種一覧 には、HPVワクチンがないのです。

「予防接種のしおり」はこちらからご覧いただけます。＞

毎年、横浜市医師会では、正しい情報を掲載するように申し入れをしているのですが、なかなか改訂されません。

来年度こそは改訂されることを願ってます。

そして、無料のキャッチアップ接種は早ければ来年度に開始されるかもしれません。

対象者は何歳から何歳までか？

また、既に自費で接種された方に返金（償還払い）をするのか？

これからの検討課題ですが、当然ながら償還払いはしていただきたいです。

そして、このような情報が入ってくると、早く接種した方がいいのか、来年度まで待つのか、とても悩みますよね。

重要なのは、ワクチンの有効性を最大にするには、性交渉を持つ前に接種することです（※)。

ベストな接種時期は個人個人で異なりますので、時期を逃さないようにしましょう。

（※）性交渉の経験があってもワクチン接種の意義はあります。それは、HPV16型と18型の両方に感染しているケースは低いからです。それから、仮に感染してたとしても自然に排除される可能性もあるので、ワクチンで新たな感染を防ぐことができます。