お問い合わせ・ご相談はお気軽に

横浜市都筑区茅ケ崎中央50-17
C・Mポート 8F

tel.045-949-2212
ひまわりレディースクリニック
電話をかける
横浜市都筑区茅ケ崎中央 50-17 C・Mポート 8F
  ▼ MENU

院長ブログ

天然型黄体ホルモン「エフメノ」発売!

今日は少し難しい話になります。

HRT(ホルモン補充療法)に使用する黄体ホルモンの話です。

HRTは更年期障害の治療方法で、エストロゲンという女性ホルモンを補充する治療です。

更年期障害に使うエストロゲン製剤には次のようなものがあります。

・ジュリナ

・エストラーナ

・エストリオール製剤(エストリール、ホーリンなど)など

HRTは素晴らしい治療方法ですが、エストロゲンだけを使っていると子宮内膜が厚くなり、子宮体がんのリスクが高くなることがわかってます。

したがって、子宮のある方は、必ず黄体ホルモンを併用して子宮体がんの予防をします。

黄体ホルモンには子宮内膜の増殖を抑え、内膜を薄くさせる作用があるからです。

HRTに併用する黄体ホルモンには次のようなものがあります。

・MPA製剤(プロベラ、ヒスロン、メドロキシプロゲステロン酢酸エステルなど)

・デュファストン など

そして、この12月にHRTに使用する黄体ホルモンが一つ増えました。

天然型黄体ホルモン=プロゲステロン

商品名を「エフメノ」といいます。

天然型ってどういう意味でしょうか?

人間の体の中で作られるホルモンのことです。

これまでHRTで主に使われてきた黄体ホルモンは「MPA」です。

子宮体がんを予防する効果は優れてます。

実際に、MPAは子宮内膜増殖症の治療に使われます。

子宮体がんの治療に使うこともあります。

そして、今回発売となった「エフメノ」も、HRTにおける子宮体がん予防効果が証明されてます。

海外では1980年から使われてきた黄体ホルモン製剤です。

ちなみに、天然型の反対は「養殖」ではありません。

「合成」という言葉を私たちは使ってます。

人工的に作られた製剤です。

MPAやデュファストンは「合成」黄体ホルモンです。

「天然型」黄体ホルモン=エフメノに産婦人科医の期待が高まってます。

ただ、残念ながら、

・保険診療では、HRTの子宮体がん予防でしか使えません。

・新薬なので1年間は2週間分しか処方できません。

ご理解ください。

 カテゴリー:更年期、HRT、イソフラボン  2021年12月29日

クリニック概要

地図

Googlemapはこちら  >

横浜市営地下鉄「センター南駅」の改札口を出て、
エスカレーターを下り、
5番出口右1つ目のビルCM-PORTビル8Fです。

ひまわりレディースクリニック
診療科目:
婦人科
住所:
横浜市都筑区茅ヶ崎中央50-17
C・M ポート8F
TEL:
045-949-2212
最寄駅:
横浜市営地下鉄線「センター南駅」
5番出口出てすぐ
診療時間 日/祝 日祝
09:30~13:00
14:00~18:30

休診日:月曜、日曜、祝日 ◎:火曜午後は15時からとなります。
※受付時間はお知らせ欄にてご確認ください。