低用量ピルにはいくつか種類があります。

海外ほどではないですが、20年前に比べたら種類が増えて選択の幅が広がりました。

そうなると、時々こんな質問を受けます。

（ピルにはいくつか種類があるのに）

「先生はどうして私にこのピルを勧めたんですか？」

「他のピルに比べて飲み始めの吐き気が少ないし、あなたにはこのピルが一番合っていると思ったから処方したのよ。」

私も、当院スタッフも、ほとんど全てのピルを服用して試しています。

だから、それぞれのピルの特徴を理解しているので、患者さんにはベストなピルを提案しているつもりです。

でも、実際に飲んでみないとわかりません。

ピルAが善かれと思って処方したけど、ピルBの方が良かったということもあります。

当院スタッフも、それぞれ自分に合ったピルをチョイスして飲んでます。

最初の処方で考慮することは、

・飲み始めの吐き気などの副作用が出にくいもの

・処方の目的に合ったもの

例えば、子宮内膜症の治療をしっかりしたければこれ。

ニキビの治療もしたければこれ。

PMS（月経前症候群）の治療もしたければこれ。

月経（出血）調節もしたければこれ。

避妊も希望ならこれ。

などなど、患者さんの状態や要望に合わせて提案させていただいてます。

それから、お値段のこともありますね。

このピルは私には合わないかも、他のピルも試してみたいな・・・という場合は、ご相談ください。

今週はピル週間でした。