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院長ブログ

子宮内膜症と性交痛

心が生きると書いて「性」

心が生き生きと交わるのが「性交」

人間の性は生殖というよりも、心と深いかかわりがあります。

そんな心の交わりに痛みが伴ったら、2人の関係はとてもギクシャクしてしまいます。

性交痛の原因には主に二つあると思います。

一つは腟の痛み。

もう一つが腟の奥の痛み(腹部に響く痛み)です。

本日は腟の奥の痛みについてお話します。

主な原因は子宮内膜症です。

子宮内膜症は、子宮内膜と同じ組織が子宮以外の場所にできる病気です。

出血と炎症を繰り返して、癒着を起こしていきます。

お腹の中を見る腹腔鏡という検査をしても、初期では異常が見つからないことがあります。というのも、子宮内膜症のでき始めでは、月経期には赤い斑点(レッドスポット)の病変が見えるものの、それ以外では消えてしまうからです。

赤い斑点は血液。進行すると消えなくなり、次第に紫色の斑点(ブルーベリースポット)になって、癒着を起こしていきます。

斑点や軽度の癒着くらいの段階では、超音波検査やMRI検査をしても、異常を認めることはありません。

子宮内膜症の初期のサインは月経痛です。

月経痛はあって当たり前と思っていませんか?

いいえ、月経痛は病気です。放置してはいけません。検査で異常なくても、子宮内膜症が隠れていることがあるので、治療をしましょう。

話を元にもどしますが、子宮内膜症でどうして性交痛が起こるのでしょうか?

子宮内膜症の病変は「ダグラス窩」という、子宮と直腸の間にできることが多いです。

直立歩行の人間のお腹の中で、一番下になるのがダグラス窩です。

子宮のない男性には無い場所です。

子宮内膜症の原因は、月経期に卵管を通って腹腔内に逆流する血液だと考えられてます。

その血液の中に子宮内膜組織も入っています。

逆流した血液はダグラス窩にたまり、子宮内膜組織が生着して、内膜症が発症します。

性交して痛いのはその部分です。

月経痛は放置しない。性交痛もおかしいなと思ったら早めに受診してください。

 カテゴリー:子宮内膜症/子宮腺筋症、子宮筋腫  2020年07月16日

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