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院長ブログ

月経痛 鎮痛剤は早く飲もう!

月経痛がひどくて受診したA子さん。

我慢して、我慢して・・・

我慢できなくなったら痛み止めを飲むと言ってました。

「でも、飲んでも効かなくて・・・」

鎮痛剤は早く飲まないと効かないんですよ。

月経時には子宮内膜から

「プロスタグランジン」という痛みの物質が出ます。

鎮痛剤はこのプロスタグランジンの産生を抑える働きがあるので、

産生された後で飲んでも効かないんです。

痛くなりそう~、痛くなってきた~

できるだけ早めに、

できれば痛くなる前に飲むのがコツです。

それから鎮痛剤は対症療法と言って、

痛みの症状を取るだけで根本的な治療にはなりません。

月経痛を治療するには、若い方なら低用量ピルが最適です。

ジェノゲストっていう黄体ホルモンの薬もいいですよ。

子宮内膜を薄くすることで「プロスタグランジン」の量を減らします。

さらに子宮内膜症の予防もできます。

子宮内膜症は不妊症の原因にもなりますから、

特に10代20代で月経痛のある女性は

低用量ピルやジェノゲストで治療をするようにしましょう。

 カテゴリー:低用量ピル、月経  2024年11月08日

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