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院長ブログ

お腹の調子が悪かったのは子宮内膜症が原因?

子宮内膜症の患者さんが後を絶ちません。

子宮内膜症は、月経の時に剥がれる子宮内膜と同じ組織が、子宮以外の場所に付着して起こる病気です。

腹膜が癒着したり、卵巣に血液が溜まってチョコレート嚢胞を形成することがあります。

その確定診断は、MRIでチョコレート嚢胞と診断するか、腹腔鏡という検査でお腹の中をみて診断するようにと言われてきました。

しかし、「腹腔鏡という検査」と言っても、腹腔鏡は手術ですから、そう簡単にできるものではありません。

そこで、最近は、内診やエコー(超音波検査)で子宮内膜症と診断してもよいのではという意見が出てきました。

原因不明の腹痛。

内診やエコーで子宮内膜症かも・・・と思うことはしばしばです。

子宮内膜症には低用量ピルや、ジェノゲストという黄体ホルモンがよく効きます。

ジェノゲストは先発品を「ディナゲスト」と言いますが、発売当時は月1万円の薬でした。

10年前、東日本大震災の時は、ディナゲストの工場が被災して出荷が間に合わなくなりました。

在庫が限られているため、長期処方ができず、2週間処方。

一時的に他のホルモン剤に変更した患者さんもいましたが、やっぱりディナゲストがいいと、流通の早期回復を望む声をたくさん聞きました。

今ではジェネリックが出て、月2千円弱と普通の低用量ピルよりも安くなちゃいました。

そのおかげで使いやすくなり、多くの女性が痛みから救われていると思います。

この子宮内膜症という病気ですが、子宮以内の場所ということで、主には腹腔内や卵巣です。

子宮の周りに癒着があれば内診で診断できることもあります。

でも、癒着もなし、卵巣も正常となると、なかなか診断は難しいです。

子宮内膜症病変が消化管(小腸や大腸)に発生すると、便通の異常が起こることがあります。

あまり知られていませんが。

下痢や便秘を繰り返す「過敏性腸症候群」というのがあります。

内科で治療してもなかなか良くならない場合は、子宮内膜症を疑ってジェノゲストを試してもいいと思います。

というのも、最近、ジェノゲスト治療で便通が良くなったと言う方が3名もいらっしゃったからです。

本人は嬉しいし、私もビックリです。

典型的な子宮内膜症はもちろんですが、原因不明の月経痛、排卵痛、月経期以外の腹痛など、お困りの方はジェノゲストを3か月使ってみてください。

排卵を抑制するので妊娠希望の方は使えません。

投資は6千円ですね。

効果があればラッキー!

なくても、3か月排卵を止めたことで卵巣がんのリスク少し減ったかな・・・。

 カテゴリー:子宮内膜症/子宮腺筋症、子宮筋腫  2021年10月28日

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