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院長ブログ

まぶたの腫れ 漢方が効いた

うそのようなホントの話。

イソジンうがい薬とコロナ感染予防の話、うそのような本当の話として話題になったことがありましたね。

どうやら本当ではなかったようですが、これからお話する漢方の効果はホントです。

(8月5日訂正:イソジンによる予防効果は基本的に間違いではなかったようです。訂正します。)

2週間前に右上まぶたが腫れぼったくて、痛痒いような感じがしたので鏡をみたら、まつ毛の上外側が少し赤く腫れてました。

眼球結膜(白目のところ)は赤くなかったので、目は大丈夫だ!とちょっと安心。

ステロイド軟こうをチョコっと塗って寝たら翌日には改善、2日後には治りました。

すると、3日後に今度は右下まぶたに同じ症状。

やはりステロイド軟こうで改善。

やれやれと思ったら、次は左上まぶた、最初と同じところの腫れに気がついた。

これまたステロイド軟こうで改善・・・と思ったら、腫れは内側に移動・・??

これじゃイタチごっこじゃないか~!

大した症状ではないし、診療中は目が重いくらいで支障はないけど、何とかしたい。

その時フッと閃いたのが漢方です。

越婢加朮湯(えっぴかじゅっとう)。

小青竜湯が効かない花粉症の方とか、赤く腫れた皮膚炎に処方したりします。

特に皮膚の治療効果は速やかにあらわれるので、患者さんもビックリ、こちらもビックリです。

浮腫(むくみ)をとり、熱を冷ます効果があります。

甘くて飲みやすい処方ですが、胃にもたれる方がいるので、胃が弱い方は注意が必要です。

越婢加朮湯を飲んでからまぶたの炎症は再発してません。

うそのようなホントの話です。

 カテゴリー:漢方  2021年05月25日

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